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禁煙外来のお知らせ

ニコチン
たばこをやめたいけれどなかなかやめられないという方も多いと思います。
やめられないのはたばこに含まれるニコチンがとても強い依存性があるからです。
ニコチンの依存性はコカイン、ヘロインよりも強く、やめるのもそれらと同じくらい大変といわれています。タールの少ないたばこもたばこの本数を減らしてもたばこの害はほとんど変わらないといわれています。加熱式タバコも有害物資がたくさん入っており、依存性はむしろたばこよりも強いという報告もあります。
 なかなかやめられないたばこに対し飲み薬を使って禁煙を補助します。飲み薬でたばこを吸いたい気持ちを減らし、吸ってもおいしくないと感じるようにします。期間は3か月です。初回診察、2週後、4週後、8週後、12週後の5回の診察です。保険が適応となります。
対象者
① 35歳以上の人については、1日の喫煙本数に喫煙年数を掛けた数が200以上
② 35歳未満の方はたばこの本数の条件なし
③ 前回禁煙治療し失敗した場合前回治療初診から1年以上経過している。
④ 以下のニコチン依存症の判定テストが5点以上

成功率
4週間後に禁煙できている確率は65.4%(飲み薬なしでは39.5%)です。

 費用
健康保険等を使って禁煙治療を受けることができます。自己負担3割として20,000円程度です。タバコを1日1箱吸う人の12週間にかかるタバコ代が約36,000円ですから、禁煙治療の自己負担額はタバコ代より安いです。

 たばこの害 
.新型コロナウイルスで重症化する確率は喫煙者では1.7倍とも14倍ともいわれています。
死亡する確率は3.2倍といわれています。また喫煙室は3蜜状態でマスクもしないためクラスターは発生する懸念があるといわれています。
.そもそも喫煙者は寿命が10年短くなり、たばこ1本で5分30秒命が縮みます。
 
病気になりやすくなります
・糖尿病は1.5倍かかりやすくなます。
・がんにかかりやすい。特に喉頭がんなどは30倍以上の確率となる。
・消化管潰瘍には3倍以上。
・アルツハイマー型認知症は2.5倍以上。
・.しわが増える。 
・歯周病になり歯が抜ける。
・男女とも妊娠する力がへる。
・受動喫煙でタバコを吸う人の伴侶は肺がんになる確率が2倍。赤ちゃんの時に突然死する確率が増え、小児期の喘息、中耳炎の確率が増えます。家族が禁煙したら子供の喘息が治ったということも多いです。

禁煙すると
30歳、40歳、50歳、60歳で禁煙することにより、各10年、9年、6年、3年寿命が延長する